近年のイスラエル詩
今日のヘブライ詩の分野は、20代の詩人と中年の詩人という数世代混合による混声音楽とみることができます。
後者のグループの代表としては、メイール・ビゼルセイアーがあげられます。
彼は、散文的で俗語めいた直接的な言い回しによってロマンチシズムを断切り、現実の象徴としてテルアビブのイメージを高めました。
ヤイル・ホロヴイッツは抑制された詩句を通して、死ぬべき運命に気付いた人の、静かな悲しみを表現しました。
またヨナ・ワラックは、口語を用いた風刺のきいた調子で、フロイトの象徴主義という典型的なモチーフを用いるリズミカルな反復法と長い組み合わせの配列を使って、自分自身を表現しました。
その他の現代詩人としては、アシェル・レイヒ、アリエ・シバンロニイ・ソマク、モシェ・ドールがいます。
ごく最近の世代の詩は、個人主義と錯綜が支配的であり、口語で韻を踏まない短かな詩である傾向にあります。
イスラエルの詩には、多くのファンがおり、どの時代の詩であれ、かなりのものが、人口のずっと多い西洋の国々と同じ位の部数で刊行され売れています。