« 2010年06月 | メイン | 2010年08月 »

2010年07月 アーカイブ

気になる気になる その1

●映画

田舎の炭坑町に、愚かさと仇っぽさが交じりあったような女がいる。

彼女はさる名門の御曹司との問にひとりの娘をもうけるが、訳あって2人は別れることになる。

御曹司は都会に戻り、上流階級の生活に戻ると、以前の恋人と結婚する。

女の方は健気に母親を演じていたが、娘の将来を思ってあえて愛想尽かしをし、彼女を実の父親のもとへ送り出す。

娘は優しい継母に迎えられ、やがて名門の青年と結婚することになる。

雨の降りしきる結婚式の日、教会の外から実の母親は、娘の幸せそうな晴れ姿をじっと見つめている。

自分が名乗りをあげれば、すべてが台なしになってしまうと、心密かに思いながら・・・。


1925年にヘンリー・キングが撮った『ステラ・ダラス』という、アメリカ映画の粗筋です。

ハリウッドのメロドラマには「名もなき女の物語」というジャンルがあって、『椿姫』や『哀愁』といった作品がそれに当たります。

どこにでもいる貧しい女を主人公としたウィーピー、つまり日本語でいう「お涙ちょうだい」映画のことです。

20年代から40年代にかけて、ハリウッドはこの手の作品を大量に制作し、それを全世界に向けて配給しました。

紅涙を流したのはアメリカ人だけではありませんでした。

世界中の女性観客がヒロインの一挙一動に感動し、劇場の暗闇のなかで彼女たちの運命の悲惨をわがこととして受けとるのです。

気になる気になる その2

●映画

『ステラ・ダラス』が日本人に与えた影響は、そのなかでもとりわけ深かったそうです。

公開されたのが26年。

その数年後には早くも日活や帝キネで、このメロドラマに想を得た作品が制作されています。

娘の結婚式の夜に、人知れず家の外からそっと覗き見る母親をもって、これ全編の終わりとするというのは、どうやら30年代前半の日本映画の流行だったようです。

当時はトーキーが開始されたとはいえ、まだまだ活動弁士の全盛時代でした。

説明者たちはさぞかし修辞に磨きをかけて、この名場面を語ったことでしょう。

About

2010年07月にブログ「キラキラした日々」に投稿されたすべてのエントリです。新しい順に並んでいます。

前のアーカイブは2010年06月です。

次のアーカイブは2010年08月です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

管理人のお気に入り

登山

iCi 石井スポーツはアウトドアーの楽しさ、美しさを提案します。身も心も開放してくれる自然と出会うために、週末はちょっと足を伸ばして気軽に非日常的な感覚を楽しみたいものです。快適に、そして安全に、つかの間の一日を過ごすために最低限の基本装備をしっかり揃えることができる登山とスキーの専門店です。ウォーキングからエベレストまでサポートいたします!

  • 洗濯代行
  • きれいが違う!ベクセルクリン25で洗う【全国宅配】宅配 クリーニング・保管 クリーニング・洗濯代行(送料保管無料)
物流倉庫

発送代行や物流倉庫をお探しなら、ネットショップ専門の物流倉庫会社に無料で一括見積依頼できる「EC物流倉庫ナビ」!ネットショップ・通販梱包発送、発送代行、通販物流、出荷代行、物流アウトソーシングの業者を無料でご紹介します。

  • Tomcat
  • Tomcatサポート、Tomcat保守、Tomcat関連サービスに関する特設サイトです。