イスラエルの詩
聖書の時代から引き続いて現代まで作られてきたヘブライ語の詩は、外部からの影響と内なる伝統を具象化しています。
過去の詩でよく使われた宗教と民族というテーマは、現代の詩にも広く用いられていますが、現代詩に顕著な個人の経験をモチーフにしたものも取り入られています。
詩の表現法は、伝統的な方法がすたれた、ヨーロッパのユダヤ啓蒙時代(1781~1881)に発展しました。
この時代においてユダヤ人としての完全な市民権とユダヤ社会の宗教分離が提唱され、19世紀末からイスラエルにユダヤ国家の回復を要求するシオニズム運動が勢いを増したのです。
この時代に登場した代表的な詩人が、ハイム・ナフマン・ビアリック(1873-1934)とサウル・チェルニコフスキーです。
彼らは20世紀初めにイスラエルの地に移民してきた者たちです。
